かなりの遅延がありましたが、ついに「Grid650」が手元に届きました!Twitterでは5月くらいに届いてる人がいて指を加えてみていました…。
あまりに遅いので「zfrontier」にメールしたら今週発送するはwって感じで返信されてたのでもしかしてたら忘れてた可能性も…ともかく無事に届いてよかった。
「Grid650」は上部に配置されたモジュールを交換することができます。全部で9種類のモジュールがありさらに色が7種類もあるのでどれを購入するかかなり迷いました。
「Grid650」のパッケージ
こちらがパッケージ。白に統一されオシャレ感ある。
「Grid650」本体開封
パッケージオープン。中には部品と本体が入っています。
各種ネジ類やガスケット、バッテリー搭載用のケーブルなどが入っています。
マニュアルやデータなどはQRから飛べるようになっています。
自分でバッテリー内蔵する用のフォーム。
こちらが本体。白いおしゃれペーパーで巻かれています。
本体登場です。本体色はホワイトで3つのモジュールを購入しました。
本体にはすでに「ARRAY Module」が搭載されています。(青色の部分)
サイド部分もおしゃれです。
上部には有線接続とBluetoothを切り替えるスイッチ、USB Type-C、USB-A(USB2.0)が付いています。
「Grid650」モジュール開封
別梱包で届いたのが2つ。1つはすでに内蔵されています。
PRESS Module
本体とは別に4つの拡張キーを追加するモジュール。VIA対応なのでマクロなど好きなキーに割り当て可能です。届いてみて思ったけどここがLED対応だったらArtisanキーキャップがさらに楽しめたな。
4つは全てホットスワップ対応です。
内蔵バッテリー用のくぼみ。
小さいPCBにホットスワップソケットが付いています。
FLASH Module
みんな大好きなLEDモジュール。通電すると発光します。
上部にはボタンが2つ付いており、これでLEDを制御します。
モジュールに関しては怖いもの見たさもありましたが、無難にブラックとブルーのモジュールを選択しました。
「Grid650」キーボードビルド&レビュー
「Grid650」スペック
サイズ | 65% |
重量 | 1.8kg |
プレート | アルミニウム |
マウント | プレートレスマウント&ガスケットマウント |
PCB | はんだ付けorホットスワップ |
接続 | USB Type-C&Bluetooth |
プレートレスマウントとガスケットマウントに対応している。
プレートは4つの特別仕様のOリングによって固定され、さらに6つのシリコンでサポートされます。シリコンは抵抗が違う2種類が同梱されています。
モジュール換装機能に加え、Bluetooth接続(内蔵バッテリー)、USB2.0ポート内蔵と盛りだくさんのスペックになっています。
「Grid650」 ビルド
マニュアルデータは全てGoogleDriveに共有されています。
本体からPCB分離
早速分解していきましょう。裏面にあるネジを外します。
ボトムケースには吸音フォームがネジ止めされています。
「Grid650」の中身。
左右にはOリングが配置され、プレートはネジ止めされています。
Oリングにはシリコンが付いてる。
メインPCBから伸びてるケーブルも外します。
プレートを取り外すことができました。
プレートは1.5mmのアルミニウム。
Oリング接続されてた部分にはフォームが付いています。
シリコンはこちら。
このように簡単に取り外し可能で抵抗が異なった物に変更することができます。
PCB裏面。Bluetoothモジュール?
ネジ止めされたプレートを外します。
中には吸音フォームが入っています。
PCBもかっこいいです。
PCBにスタビライザー取り付け
スタビライザーは「Zeal™ Transparent Gold Plated Screw-in Stabilizers V2」を使いました。さらにスタビライザーの助っ人「C³ Equalz Stabilizers Soulmate」を使っていく。
潤滑剤は最近お気に入りの「GHv4」を使います。
スタビライザーのステム部分にテープを貼ります。
横から見るとこんな感じ。
この部分がワイヤーとの接触の間に入ります。これでカチャカチャ音をなくします。
PCB側にもテープを貼る。ワイヤーを支えるフォームも貼り付けする。
スタビライザーを取り付けします。
最後にスタビライザーがうまく機能するかキーキャップをはめて音をチェックします。この状態だとプレートが無いのでスイッチがグラグラします。その場合はピンセットなどで固定してあげると音がわかりやすいです。
スタビライザーができたら吸音フォームをはめて、
プレートを乗せてネジ止めしたら完成です。
スイッチをつける
色々迷ったけど「Everglide Bamboo Green」に決めました。タクタイルで音が大きめな特徴あるスイッチです。
さり気なくLubeとかしてみたり。音がかなりうるさいのでこれで少し大人しくなるかなと思ったけど全然でした。打鍵感はとてもよくなった。
あとはプレートを本体にのせるだけです。
ARRAY Module 搭載
「ARRAY Module」は時間を表示したり、PCの使用率や温度、カスタムテキストなどを表示できる面白いLEDモジュールです。
モジュールはトップケースの上部にあるネジを外すことで取り外し可能です。
「ARRAY Module」はブルーカラーにしてみました。とてもいい色です。
「ARRAY Module」は時間表示するためボタン電池を搭載できます。
「CR1220」を装着しました。
本体にはバッテリー搭載用のホルダーが設置してあります。これはBluetooth接続時に電力を供給するためです。
「18650」の電池を搭載しました。乾電池より少しぶっといくらいだけど3500mAhもあるんだ…。
「ARRAY Module」にはバッテリーと干渉しないようにくぼみが空いています。モジュールによってはバッテリーと干渉するものがあります。
通電してみました。これはカスタムテキストが表示されています。フォントもすごくいいです。
あとはキーキャップをのせて完成です。
「Grid650」ビルド完了
キーキャップは「GMK DRACULA」を使いました。
PCと同期することでCPUとRAM使用率を表示できます。
!\"#$%&'()*+,-./0123456789:;?ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ[\]^_
カスタムテキストは上記の文字のみ表示することが出来ます。これは楽しめそう。
時間はPCと同期します。表示も色々なパターンがあります。
シンプルな表示もいい感じです。
右下にもLEDが内蔵さており、Bluetoothモードにした際に青色点滅し、接続されると白色点灯します。また充電時はオレンジ点灯します。
「Grid650」番外編
フラットバッテリー&FLASH Module 搭載
前述した通りモジュールによっては乾電池型のバッテリーと干渉し、Bluetoothと併用できない物があります。今回は「FLASH Module」が該当します。
そのため画像のような薄いバッテリーを本体内部に実装し、乾電池型のバッテリーを使わないで使用する方法があります。
結果から言うとこれは失敗します。国内で入手できる一番薄いバッテリーを購入したのですがバッテリーが厚すぎて内部で干渉し本体が閉まりませんでした。よってフラットバッテリー化は没になります。
取り付けは公式動画を参考にしました。
まずはバッテリーホルダーとPCBを外していきます。
ネジを外すだけで取り外せます。
PCBからバッテリーホルダーも外します。
フラットバッテリー化用のパーツです。
配線をこんな感じにします。
配線したらPCBを本体に取り付ける。
穴から接続した配線を出します。
これが「FLASH Module」です。通電するとLEDでピカピカ光ります。
裏面を見ると乾電池用のくぼみがないため、ホルダーを外さないと取り付けできません。そのため普通は有線でしか使用できませんがフラットバッテリー化すればBluetoothでも使用できるというわけです。
「FLASH Module」自体の接続は簡単でケーブルを一本繋ぐだけです。
バッテリーをボトムケースに取り付けます。バッテリーはAmazonから購入しました。
バッテリーの厚さは6mmです。
この時点で合わせをしてればよかったんですが、興奮状態の僕はそのまま進めてしまいます。
バッテリーに粘着テープを付けます。
フォームを切り抜きバッテリーをうまいことはめ込みます。
導線をムキムキします。剥いてる最中にカッターの刃がプラス導線に接触し火花が出たのは内緒な話。
本体から出てる導線と接続します。付属に絶縁テープも付いてるので巻き巻きしておきます。
最終的にはこんな感じ。俺やるじゃんと自画自賛する。
ボトムケースが閉まらないことが判明。フォームを一枚取ってみてもギリギリ入らない。PCBと干渉している。俺はアホだ。
今更思ったが、バッテリーを左上に持っていけば高さが増すので入ったのかな…。
完全に戦意喪失してしまったためこの日は撤退した。
またやる気があればフラットバッテリー化に挑戦したい。
「FLASH Module」を通電させてみた。色がとても綺麗。
モジュールの上部にあるボタンを押すことでLEDのパターンを変更できる。長押しすることで色を変更できる。
「PRESS Module」搭載
さらに4つのキーを追加するモジュール。
乾電池バッテリーにも対応しています。
PCB側には専用の接続端子が増設されています。
ケーブルを接続します。
バッテリーも搭載し直しました。
あとはネジ止めしてスイッチをのせるだけです。
まだ紹介していませんでしたが「SA OBLIVION V2」が届いていたのでのせてみました。
「SA OBLIVION V2」はかっこいいですが「Grid650」自体が角度が浅いキーボードなので背が高いSAプロファイルはあんまり合わない気がします。
「bobkeycaps」のドガースたちをのせてみました。好きなArtisanをのせる場所としてうってつけですね。
「Grid650」Typing Sound
00:00 Bamboo Green Switches (No Lube) & ARRAY Module & GMK DRACULA
03:27 Bamboo Green Switches (Lubed) & FLASH Module & GMK DRACULA
08:38 Bamboo Green Switches (Lubed) & PRESS Module & SA OBLIVION V2
打鍵感が伝われば幸いです。
まとめ:モジュール機能がおもしろい!
「Grid650」のビルドでした。
機能満載で組み立ててる時もとても楽しいキーボードでした。特にモジュール機能は着せ替えのような感覚で組み換えができるので面白い!今はもう買えないのですが追加で色々モジュールを購入したい欲がでてきました。
フラットバッテリー化に関しては残念でしたがもっと薄いバッテリーを入手できれば再挑戦したいです。今の所国内で買えそうな薄いバッテリーって今回買ったやつが限界っぽいんですよね。
Aliなどにはたくさんあるのですが。。。
それでは長くなりましたがご覧いただきありがとうございました!また次回!
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